ピアノを練習するということ
ピアノの練習してきた?
何分くらい?
何回ひいた?
初めの演奏を聴いた後、こんな風にみんなに聞いていました
練習していないことを分かっていたからです
ピアノを教えて早10年…
『練習していない』という目の前のことだけしか見れず、叱っていた自分の未熟さに反省しています
この10年で80人程の生徒さんのレッスンを見て、たくさん勉強させていただきました
そして色んな意味で『みんなそれぞれ違う』ということを深く学びました
ひとりひとり違うから、ひとりひとりに合った的確な対応をする。
こんな器用なことが出来始めたのはここ数年のことです
幼児、小学校低学年の子を中心で教えていた時と違い、中学生や大人まで…と年齢が
高くなってきたのもひとつの理由かもしれません
ピアノを通してどうなりたいのかを理解し、それに合った練習方法を指導するようになってからは
練習に関して怒るようなことは無くなったと思います
しかし練習方法を指導しても、その一週間後レッスンに来た時しかピアノを弾かない
そんな場合でも怒らなくなりましたが、それではあまりにももったいない!
そこでおうちの方に私の考えを知っていただき、何か少しでも行動を起こしていただけたらいいなぁと
思い、問題と解決方法を簡単にですが書き記します(問題→解決方法で記します)
1.練習時間がない → 練習量より質を重視。最初から最後まで通して弾くことはやめて、部分練習を。弾けていない部分を中心に練習すると、早く曲が仕上がり、負担が減ります
2.環境が整っていない → ピアノをリビングに置いてあるせいで、家族からテレビが見れない!と怒られる。こんな話をよく聞きます。これはご家族にご協力いただくしかありませんが、ピアノの位置をいつでも弾ける最適な場所に置いておくことはかなり重要です。一度、見なおしてみてください
3.練習方法が分からない → どうやって弾けばいいのか、どう弾けたらOKなのか。そこが分からなければ練習できるはずもありません!レッスンではなぜその部分が弾けないのか、弾けるようになるにはどうしたらいいのかを分かるまで細かく指導しています。ですが特に低学年くらいまでの子は、おうちで黙々とレッスンした曲を復習し、細かい練習をするなんて、そうそう出来るわけもありません。この問題もおうちのかたのご協力が必要なんです。レッスンにお付添していただいてるお母さんたちはレッスン中の私の話にも耳を傾けてくださっていますので、おうちでの練習の際には私の代わりに指導をすることができます。とは言ってもお母さんは忙しい!レッスン中にお買い物に行かれたりと付添いができないお母さん方がほとんどです。そんなお母さん方にお願いしたいことは、演奏を聴いてあげてほしいということ。その時にちらっと楽譜を見て、「ここはこう弾こうって書いてるね」とコメントしていただけたら、もう何も言うことありません!ピアノを習っている以上、みんなピアノが弾けるということを誰かに伝えたいんです。つまり弾けるということを認めてほしい、褒めてほしいと思っています。その子のピアノの一番のファンになってください。そしてぜひ一緒に楽しんでください♪
学校の宿題はその日にして、翌日提出する=期限が明日だから今日しておかないとダメ
ピアノのレッスンは1週間後だから、1週間のうちに曲が弾けるようになればいい=期限は1週間…
まだまだ日にちあるなぁ
こんな風にみ〜んな考えているはずです
なんせ私がそうだったのですから(^^ゞ
だからこそ、教えれることがた〜くさんあります!!
みんなの練習の質が少しずつ良くなるように私も努力を続けます(*^^)v