読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピアノを習わせるということ

ピアノを習わせている側のお母さん

子どもよりも挫折しそうになるお母さん

そんなお母さん側の貴重なお話を今回ブログで書かせていただきました

ただ習わせているのではなく、お家でのサポートがどれだけ大変で重要なのか。

ピアノは技術を要する習い事であり、日々の練習が不可欠です

お母さんの力なしでは子どもが楽しめるようにならないと言っても過言ではありません

そんな私の想いをそっくりそのまま文章にしてくださいました

今ピアノを習わせているお母さんには励ましと未来ある子どもたちへの希望を。

これから習わせようと思っているお母さんにはピアノの素晴らしさと同じくして合わせ持つ厳しさを。

少しでも何かが伝わり、良いアクションへと繋がればいいなと願っています☆


-----------------------------------------------------
 我が家の娘たちは、上が8歳、下が6歳、ピアノを始めて丸三年が経ちました。
 片手でポロンポロンと鍵盤を触ることから始まって、次第に両手になり、発表会では独りで演奏し、昨年はコンクールへ参加するという貴重な経験もできました。
 この三年間で親が想像していた以上に成長していると感じます。「音楽」が好きになり、演奏できる曲もだんだんと増えてきていることはもちろんですが、「ピアノを習う」ことで得た多くのことがあります。
 まず、毎日練習し続ける力が身についたということ。週に一度のレッスンで出される課題を目標にし、そのために毎日少しずつ進みます。昨日出来なかったことが今日出来るようになる、今日出来なかったことを明日の目標にする、生涯役に立つスキルです。
 そして、その成果をみんなの前で発表できるということ。藤森先生の教室は、本当にたくさんの「発表の場」を設けてくださっています。そこは自分が頑張ってきたことを単に発表する場ではなく、それまでの日々をきちんと評価してもらえる場であり、またピアノを通して自分を表現する場でもあると思っています。大勢の人の前で自分の思いを表現できる、評価されたことを受け入れ次への課題にする、これまた生涯役に立つスキルです。
 他にも、演奏会でのマナーや、異年齢のお友だちとの関わり、お年寄りの施設訪問コンサートなど、学校や家ではなかなかできない経験で多くのことを学びました。
 とはいえ、この段階に来るまでにも苦労や葛藤は日々ありました。今もあります。「もうやらない!」と子どもが泣きわめいたり、「もう弾かなくていい!!」と私が怒ったり、しょっちゅうです。でも、続けて来られたのは、辛抱強く付き合ってくださる藤森先生のおかげと、こどもたちがピアノを習い始めてからある2つの勘違いに気づいたからです。
 一つ目は、こどもの勘違い「いきなりピアニスト」です。こどもたち、特に幼児~低学年は何かを始めるとき、「完成形」のイメージしか持っていないと感じます。その途中の過酷な練習を知りませんから、スケートすれば「いきなり浅田真央」、ピアノを弾けば「いきなりピアニスト」なんだとわかりました。ですから、思うように動かない指や、単調な練習はつまらないに決まっています。私はこのギャップを埋めるために何度もきちんと説明しました。「今出来なくて当たり前」を教えて、もちろんそれだけではこどもはもっとつまらなくなるので、「いつか必ず出来るようになる」イメージが持てるよう話しました。
 二つ目は、親の勘違い「楽しくなければ続かない」です。楽しかったら続きます。当たり前です。でも、弾けないのに楽しいわけがありません。楽しくなるためには弾けるようにならなくてはならないのです。「練習する→弾ける→楽しい→続けられる」を自分の中に確立させました。すると、こどもたちが少々文句を言おうと悪態つこうと「やめたい」という発想が出てくることはまずありません。「弾けないから楽しくないよねぇ。楽しいほうがいいもんねぇ。どうなったら楽しくなるんかなぁ。」と問うと、こどもたちは「…。弾けるようになったら楽しい…。」と答えます。「そうかぁ。じゃあ、どうやったら弾けるようなるんかなぁ?」「練習する…。」と、自分の口から出てくるように半ば誘導していました(笑)。
 ピアノに限らず、習い事も勉強もこどもだけでは出来ません。「親が敷いたレール」なんてたまに聞きますが、走るのは自分の力です。親が敷いたレールの上も走れない子が、道なき道を走れるとは私は思えません。だから私はどんどん積極的にこどもたちに関わろうと思っています。それに、こどもたちがピアノを習ってくれているおかげで、私も新しい世界を味わうことができています。これからも、挫折しそうになることは多々あると思います。しかし、「楽しい!」「やってよかった!」と聞ける日が必ず来ます。そのときまで、親子で奮闘し続けます(笑)。
-----------------------------------------------------