感動した話〜ディズニーランドの奇跡〜

5歳の娘さんを病気で失った夫婦がいました。

娘を失った絶望感にさいなまれ、暗い日々を送っているうちに、

夫婦は次第におたがいの愛情がさめていきました。


もう離婚するしかない・・・おたがいにそう考えていたある日、夫婦はあることを思いつきました。


実は、娘さんが6歳になる誕生日にディズニーランドに連れて行く予定を立てていました。

生きていれば6回目の誕生日を迎えるその日に、娘さんをしのんでディズニーランドへ行くことにしたのです。


二人とも、これが夫婦最後のイベントだ・・・と感じていました。

だから、本当は気が進まないけれど、重い腰を上げて、出かけていったのです。


楽しい夢の世界であるディズニーランドにいても、この夫婦にとっては悲しくつらい場所でしかありませんでした。


それでも二人は帰りたくなる気持ちを抑え、気力を出して、予約していたレストランに行きました。

そしてカップル席ではなく、家族席に座りたいとスタッフに希望しました。

「今日は娘の誕生日なんです。娘はもう亡くなったけれど、娘も座れるこの家族席にいさせてくれませんか?」

スタッフは了承し、夫婦は希望したテーブル席につきました。


注文をして待っていると、頼んでいない娘さんの料理や飲み物まで、スタッフが運んできてくれました。

驚いていると、突然照明が暗くなりました。そして、ろうそくの火がついたケーキがテーブルに置かれたのです。

そこでアナウンスが流れました。


「今日は特別な日です。ここにいらっしゃるお子様の誕生日なのです。」

レストランは大きな拍手で包まれました。そのとき、娘さんが座るはずだった席から、

二人はこんな声を聞いたのです。

「今日はありがとうね。」

たしかに娘さんの声でした。


二人は娘さんのメッセージに涙が止まりませんでした。

この日の帰り道、夫婦は話し合い、これから二人一緒に寄り添って前に進んでいこう―――

そう決めたのです。



〜おしまい〜

ディズニーランドが人気なのにはわけがありますね

感動してしまいましたぁぁ(T_T)